インフルエンザは毎年流行するとわかっていますから、皆さんも予防接種やマスク、手洗いうがいなど様々な対策をとっていると思います。インフルエンザは発症前にある潜伏期間のうちに薬で症状を抑えることが可能です。こちらでインフルエンザと薬について紹介していきます!

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鳥インフルエンザの恐怖とは?

鳥インフルエンザの感染が確認されるとすぐにニュースで報道され、これが鶏などの家きんだった場合は殺処分が行われるなど早急な対処がとられます。
このような報道を耳にすると漠然とした恐怖を感じる人は多いかと思いますが、具体的にどのような恐怖があるのかを知っておくことで無暗に慌てず冷静に判断ができます。

鳥インフルエンザのタイプは全部で3つあり、ウイルスの型によって決まります。
H5、H7という型以外のウイルスによるものは鳥インフルエンザと呼ばれ、それほど脅威ではありません。
問題なのはH5、H7の型のウイルスによる低病原性および高病原性鳥インフルエンザです。

野鳥は低病原性鳥インフルエンザのウイルスを普段から腸内にもっており、その中にいる間はほとんど影響を与えません。
しかし野鳥と家きんの間で感染を繰り返すうちに高病原性鳥インフルエンザに突然変異すると、大きな脅威となるのです。
家きんに感染すると、症状を呈したり死亡したりする場合もありますが無症状で経過する場合もあります。
この無症状の間に感染がどんどん広がりパンデミックを起こす可能性があります。
高病原性鳥インフルエンザは法定伝染病に指定されているため、家きんに感染が確認された場合はすべて殺処分となります。
これにより鶏肉や鶏卵の安定供給に支障が出る可能性があり、家庭にも影響が出始めます。

また鳥インフルエンザの怖さは、野鳥によって運ばれるため国境を簡単に超えるところにもあります。
日本の近隣で言えば中国での発生が拡大しており、この距離であれば野鳥が簡単にインフルエンザウイルスを日本に運び入れてしまう可能性があります。
輸入する鶏肉や鶏卵の検疫に気を付けていても、空を飛んで国境を超えてくる野鳥までは把握しきれません。
中国での感染が拡大する中、いつ日本にウイルスが入ってきてもおかしくはない状況なのです。
このように、鳥インフルエンザウイルスは野鳥に常在する低病原性のものが突然変異して高病原性となる可能性や、海外から簡単に入ってくる可能性がある点から、大きな脅威を持っているのです。

鳥インフルエンザは人から人へは感染しない?

高病原性鳥インフルエンザが鳥類で症状を呈した場合、くしゃみや咳をしたり下痢や神経症状をあらわしますが、急死することもあります。
一方で無症状の場合もありますが、このようなウイルスに感染した鶏の肉や卵を食べても人に感染する可能性は無いと言われています。
これは細胞レベルで見るウイルスの感染方法が鳥類と人とでは異なるということや、日本国内であれば衛生管理が徹底しているということから言えます。

しかし海外の事例を見れば、鳥インフルエンザが人に感染している症例はたくさん見かけます。
死亡者が出ている国もありますが、その原因は家きんを大量に飼育している畜産農家や、感染した鳥の排泄物に触れたなど特殊なケースです。
人から人への感染は、感染者を長時間にわたって介護していたなどさらに特殊なケースに限定され、基本的には人から人へは感染しないと言われています。
ただし、これは現時点までの話です。

ウイルスは感染を繰り返すうちにどんどん突然変異を起こす性質があります。
これがもし、鳥や人の間で簡単に感染し合う型に変異した場合、パンデミックを引き起こす可能性があります。
こればかりは予測ができず、できることとしては今あるウイルスの型に対して予防策を取り、感染した鳥は徹底的に処分するしかありません。

変異したウイルスの型が判明してもワクチンを作るのには時間がかかり、また感染者に対する処置は対症療法となるため鳥インフルエンザのパンデミックを止めるのはとても難しいのです。
現時点では人から人への感染は無いと言われていても、今後起こる可能性のあるウイルスの型の突然変異やパンデミックに備え、正しい知識を取り入れ、野鳥にむやみに触れないことや感染が確認されている国への渡航の際に気を付けるなど個人でもできる予防策を考えておく必要があります。